アカガネサルハムシ(甲虫目ハムシ科)

 桑名の生きもの[平成22年10月]

 ノブドウの葉を食べる赤と緑の鮮やかな昆虫は、アカガネサルハムシです。前脚がサルのように長いことから、この仲間をサルハムシといい、本種はその中で最も美しいものの一つです。

 ハムシは本来「葉虫」と書き、葉っぱを食べる昆虫という意味があります。植物にとって葉は大切な光合成器官であり、虫に食べられるのを防ぐため、ほとんどの植物が葉に毒を盛り、むやみに食べられるのを防いでいますが、長い進化の過程で、この毒を解毒する術(すべ)を身に付けた昆虫だけが、特定の植物を食べることを許されたのです。ウリハムシ・ヨモギハムシ・ダイコンハムシなど、ハムシに植物名が付いたものが多くいるのは、このためです。

【桑名市自然環境保護推進員 森 勇一】