ナギ(裸子植物・マキ科)

 暖地の山中に自生しますが、神社や庭に植えられる常緑高木です。市内では、東方の尾野神社(船着神社)境内で見ることができます。旧桑名市街の大部分が海だった大昔、この辺りが船着き場であったと考えられ、航海の安全を祈って、朝凪(あさなぎ)夕凪(ゆうなぎ)を願いこの樹が植えられた気配りが忍ばれます。
 また、熊野地方では神木とされ、葉を引っ張っても切れないところから、男女の仲を結びつけるお守りとして鏡の底に葉を入れたものでした。

【桑名市自然環境保護推進員 川添 護】

桑名の生きもの[平成23年5月]