オカダンゴムシ(等脚目オカダンゴムシ科)

 庭のプランターをどけると、長さ1cmほどの黒っぽい虫が現れ、物陰にかくれるのを見ることがあります。「団子虫」の名で親しまれるこの虫は、エビやカニと同じ甲殻類に属します。近縁のワラジムシと同様、腐植物を食べ、土壌形成に役立っています。
 どこにでも見られ古くから日本にいたように思われがちですが、ヨーロッパ原産の帰化生物とされています。しかし、いつどのように日本に渡ってきたのか、よくわかっていません。
オカダンゴムシの前身は、すでに約2億年前(古生代後期)に現れ、海中に生息していました。オカダンゴムシが空気呼吸だけでなくエラ呼吸できるのも、そのころの名残と考えられています。

【桑名市自然環境保護推進員 森 勇一】

                                                                         桑名の生きもの[平成23年8月]