計画策定の経緯

 平成13年3月に「桑名・員弁広域環境基本計画」が策定され、平成22年度には「桑名・員弁広域環境基本計画(改訂版)」を策定し、目標年度を延長しました。
平成24年度、桑名・員弁広域環境基本計画策定懇話会を設置し、新たな計画策定のための住民・事業者アンケート調査が行われました。
平成25年度から計画策定の事務局を桑名・員弁広域連合が担うことになり、各市町ごとの環境審議会や各市町の環境審議会代表等からなる策定懇話会の開催のほか、構成2市2町の首長による構成自治体協議会による協議、あるいは、パブリックコメントの実施等、さまざまな意見聴取の場を積み重ね、実現性、具体性を持った計画づくりを進めてまいりました。

桑名・員弁広域環境基本計画の基本的な考え方

広域で計画策定する意義

 桑名・員弁地域の2市2町(桑名市・いなべ市・東員町・木曽岬町)は、古くから桑員(そういん)地域と呼ばれ、鈴鹿山脈や多度山地から伊勢平野に連続する自然環境とともに、そこに育まれてきた歴史や文化を共有してきた地域であり、自然環境やそこに暮らす人々の日常の生活圏は、自治体の境界を越えて桑名・員弁地域の全体へと広がっています。
一方で、水質や大気などの保全や、ごみ問題、エネルギー問題、生物多様性の損失など、私たちを取り巻く環境に関する課題を解決していくためにも、自治体の境界を越えた取り組みが必要となってきます。
そういったことから、環境基本計画を広域で策定することは、桑名・員弁地域が一つのまとまった地域として、一体的な環境の取り組みを推進していくための根幹を形成するものです。

計画の位置づけ・目的・性格

 本計画は、2市2町のそれぞれの環境基本条例 第10条にある、良好な環境の保全と改善に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための、基本的な方向を示すマスタープランとして位置づけられるものであり、環境保全に関する長期的な目標および施策の方向と、施策の総合的かつ計画的に推進するために必要な事項について定めることを目的にしています。
2市2町が、地域内での連携や、さまざまな主体と連携しながら、取り組んでいく環境保全の施策等を明らかにした行政計画です。
また、日常生活や事業活動を通じて環境に負荷を与え、環境問題と深く関わっている住民や事業者等も、計画の推進主体と位置づけ、それぞれの主体に期待される役割と、環境を保全するために実践すべき取り組みの方向を示し、各主体間の連携促進を図るものです。

計画の対象範囲

広域環境基本計画が対象とする環境の範囲は、以下のとおりです。

区分 対象とする内容
地球 地球温暖化、再生可能エネルギー、省エネルギーなど
ごみ・資源 家庭系ごみ、事業系ごみ、リサイクル、廃棄物処理など
自然 動植物、生態系、森林、農地、水辺、公園・緑地など
生活 大気、水質、土壌、騒音、振動、臭い、日照、地盤沈下、不棄投棄など

計画の期間

平成26年度から平成35年度までの10年間 

環境基本条例に定める基本理念

2市2町のそれぞれの環境基本条例において、良好な環境の保全と改善に関する基本理念を以下のように定めています。

環境基本条例 抜粋 (2市2町いずれも第3条が該当)

(基本理念)

第3条 良好な環境の保全と改善は、自治と協働の精神をもって、全ての者の参加と、環境の恵みを平等に分かち合うための公平な役割分担の下に行われなければならない。

2 良好な環境の保全と改善は、天然資源の有限性及び自然環境の復元能力の限界性をよく認識し、持続的発展が可能な環境への負荷の少ない資源節約・循環型社会が構築されるように行われなければならない。

3 良好な環境の保全と改善は、真に豊かな文化と歴史ある環境及び安全に安心して暮らせる生活と福祉の環境を確保し、将来の世代に維持継承されるように行われなければならない。

4 良好な環境の保全と改善は、微妙な均衡の下に成立する生態系の中で多様な野生動植物が共に生きていることを深く自覚し、人と自然の共生が実現されるように行われなければならない。

5 地球環境保全は、健康で文化的な生活を将来にわたって確保する上での緊急の課題であり、わたしたちの営みが国際的な相互依存関係にあることを認識し、国際的な環境管理に準じて推進されなければならない。

 

桑名・員弁地域がめざす環境

桑名・員弁地域がめざす姿

 桑名・員弁地域では、「環境」については、自治体の枠にとらわれない発想と行動が重要であることを早くから理解し、広域的なつながりのもと、さまざまな取り組みを進めてきました。
平成23年3月11日の東日本大震災の発生によって、東北地方を中心に未曾有の被害がもたらされ、人々が暮らす生活環境や自然環境は大きく損なわれました。この経験の中から、地域の環境の大切さが改めて再認識されました。
地域の環境は、古(いにしえ)から今の私たちに引き継がれてきたものであり、そのより良い環境を将来の世代へ持続的に引き継ぎ、つないでいかなければならないものなのです。
これからの時代においては、より良い環境をいかに守り、創っていくかが重要になり、そのためには、身近なところにおける環境についての一人ひとりの行動や意識の持ちようが、地球規模でのより良い環境につながることを意識していくことが大切となってきます。

 
このようなことから、桑名・員弁広域環境基本計画では、

「地域におけるつながり」
「古(いにしえ)と現代、現代と将来の世代のつながり」
「身近なところから地球環境へのつながり」

 

など、『つながり』を大切にした環境づくりをめざしていくものであり、「桑名・員弁地域がめざす環境」として次のようなめざす姿を設定します。

「地域のつながりで 環境を守り、育てる 桑員」

 

環境づくりの基本目標

 「桑名・員弁地域がめざす環境」を実現していくため、環境に関する「循環型社会」、「自然との共生」、「安心・快適」、「協働(取り組みの基盤)」の大きな視点ごとに、4つの「基本目標」を位置づけます。

環境づくりの基本目標

基本目標1…地球環境に配慮した、資源やエネルギーが大切にされる、循環型社会の地域づくり
基本目標2…豊かな自然が守られた、水と緑と人が共生する魅力ある地域づくり
基本目標3…安らぎの空間のなかで、安心・快適に暮らせる地域づくり
基本目標4…協働でつくる、人と環境にやさしい地域づくり

 

環境に関する年次報告書

 

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