歴史体験教室「ピンホールカメラをつくろう!」2016年1月30日

2016年1月30日に、六華苑において歴史体験教室「ピンホールカメラを作ろう!」を開催しました。
ピンホールカメラの専門家、 熊崎(くまさき)勝(まさる)先生に来ていただき、ピンホールカメラのしくみ、作り方、撮影の仕方や、現像の仕方を教わりました。ピンホールは、「針穴」という意味。針で開けた小さな穴から、色々な世界が写し出されるのです。レンズがないのに不思議ですよね。どんな写真が撮れているかは、後のお楽しみです。

小学生21人、保護者10人、計31人の参加がありました。

桑名で最初に写真館を開き、歴史教科書には必ずのっている正岡子規(まさおか しき)の肖像写真を撮影した写真家の納屋才兵衛(なや さいべい)についてお話をしました。

 

カメラ作り

カメラ本体(密封できる缶)の中に入れる台紙を作りました。長さをはかって切ったり、貼ったり、黒くぬったりと、皆さん一生懸命でした。

アルミ缶を四角く切った物に針で小さく穴を開けます。穴の大きさによって撮影時間が決まるので、皆さん真剣です。最後にシャッター代わりのフタを取り付けて、周りを飾り付けたら完成です。

 

撮影

今回は曇ったり、晴れたりと明るさが一定にならないお天気で、撮影に苦労していました。

カメラの針穴のふたを開けてから閉じるまでの時間が重要になるので、日向なのか日陰なのか撮影場所に合わせて露出時間をしっかり計って撮影していました。
撮影できたら、蔵の中に作った暗室へ行って現像します。どんな写真が撮れているのか、ドキドキします。

撮影風景 撮影風景
   
現像風景 現像風景

 

カメラの中から印画紙を取り出し、現像液につけてしばらく待ちます。期待しながら待っていると真っ白な印画紙に、モヤモヤっと景色が浮かんできました!思わず笑顔があふれます。印画紙を乾かしてデータを保存すると、「もう1回行ってくる!」とやる気満々で駆け出していく姿が見られました。

無心で撮影したものが意外に良かったり、ねらった構図とはちがう面白いものが撮れたりと、普段は簡単に撮れる写真とはちがった面白さがあったようです。それぞれが現像した中で、自分が気に入ったものを焼付けすると、白黒の趣のある写真が出来上がりました。「いい雰囲気がでてるね。」「この構図は面白いね。」とお互いに見せ合い、成果を確かめ合います。

ピンホールカメラは、現代の技術の進んだカメラにはない、味のある写真が撮れます。また、手間ひまかけるからこそ出来上がるまでの過程が楽しく、もっとちがうものが撮ってみたいという気持ちが湧いてきます。