公開方法

1.市ホームページでの公開
2.市民協働課で閲覧

パブリックコメントの実施期間

平成21年6月1日(月曜日)から6月30日(火曜日)

意見の募集結果

提出人数 5人(提出方法:直接持参1人、ファクス2人、電子メール2人)
意見件数18件(全体1件、前文6件、条文9件、その他2件)

条文(案) 意見(要旨) 桑名市男女共同参画推進協議会の考え方
条例全体について (1) 全体的に行政用語が多く、文章表現が堅苦しくなり、わかりにくいものになっている。 本条例は、市民にわかりやすい条例という観点から、可能な範囲においてわかりやすい表現に努めています。しかし、条文には、文言の厳密な規定が必要であり、ある程度やむをえない法制執務上必要な表現になっています。
(前文)
日本国憲法において法の下の平等がうたわれ、男女平等の実現に向けた様々な取組が進められてきましたが、多くの課題が残されています。
このため、国は、男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を発揮する事ができる男女共同参画社会の形成に向け、平成11年に男女共同参画社会基本法(平成11年法律第78号)を制定しました。
今日、少子高齢化など社会経済情勢が大きく変化する時代を迎えている中、豊かで活力ある地域社会を築くためには、男女共同参画社会の実現が重要です。桑名市においても、市民が、健やかに自分らしく生き生きと暮らすことができ、人を大切にする心を次世代につなぎ、未来に夢をもてるまちを実現するために、男女共同参画を推進することが重要課題であると考えます。
そこで、桑名市は、前記の男女共同参画社会基本法を受けて、この条例を制定します。
(2) 前文全体の文章を簡潔に「である調」にすべきである。 広く市民に親しみやすいものとする観点から、前文に限り文章を平易なわかりやすい表現を用いて、やわらかい表現の「です・ます」調で記述しています。また、文章が長くなり過ぎないよう、男女共同参画の推進がめざすところを簡潔にわかりやすく表現することとしました。
上記のことから、ご意見の趣旨は重要と考えますが、わかりやすい用語を用いた前文とすることを、本条例の特長とすることから、ご意見を参考とさせていただき次のように修正いたしました。

修正後
(前文)
日本国憲法において法の下の平等がうたわれ、男女平等の実現に向けた様々な取組が進められてきましたが、多くの課題が残されています。
 このため、国は、男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を発揮する事ができる男女共同参画社会の形成に向け、平成11年に男女共同参画社会基本法(平成11年法律第78号)を制定しました。
今日、少子高齢化など社会経済情勢が大きく変化する時代を迎えている中、豊かで活力ある地域社会を築くためには、男女共同参画社会の実現が重要です。桑名市においても、市民が、健やかに自分らしくいきいきと暮らすことができ、一人ひとりを大切にする心を次世代につなぎ、未来に夢をもてるまちを実現するために、男女共同参画を推進することが重要課題であると考えます。
そこで、桑名市は、前記の男女共同参画社会基本法を受けて、この条例を制定します。
(3) 日本が1985年に批准した女子差別撤廃条約を実現する流れを鮮明にすべきである。
 「日本国憲法において法の下の平等がうたわれ、」の後に、「国際社会における取組みとも連動しつつ、」の文言を加えるべきである。
(4) 社会経済情勢の変化の特徴は、少子高齢化だけでないので、「国際化及び高度情報化の進展をはじめとする急激な社会経済情勢」の文言を加えるべきである。
(5) 「生き生き」には「活き活き」という表現もある。どちらの意味にもとれるように、「桑名市男女共同参画基本計画」の中の表現のように「いきいき」とひらがな表現にすべきである。
(6) ここでの「人」は「人間」だけを大切(緑を大切に、本を大切に)にするという意味ではなく、男女共同参画社会基本法の基本理念である「個人の尊重」(=人権の尊重)という意味であるので、「人を大切にする心」という表現は適切でない。「人」を「個人」または、柔らかい表現として「一人ひとりを大切にする心」という表現にすべきである。
(7) 桑名市で、この条例を制定する意義と目的を鮮明にするため、「性別による差別及び固定的な役割分担意識その他これらに基づく制度及び慣行は根強く男女共同参画の推進の妨げになっている。このような認識から」の追加、及び、前文の最後のくくりを「男女共同参画基本法の理念を踏まえ、家庭、学校、職場、地域などの様々な分野において市、市民及び事業者が協働して、男女共同参画を総合的かつ計画的に推進するため、この条例を制定する。」と変更すべきである。
(基本目標)
第3条 男女共同参画社会を実現するため、次の基本目標を設定する。
(1) 男女が個人として尊重され、性別による差別的な取扱いを受けることなく、能力を発揮する機会が確保されること。
(2) 性別による固定的役割分担意識に基づく制度及び慣行が、男女の社会における活動の自由な選択に対して影響を及ぼすことのないよう配慮されること。
(3) 男女が社会の対等な構成員として、市における政策並びに社会のあらゆる分野における方針の立案及び決定過程に共同して参画する機会が確保されること。
(4) 男女が相互協力と社会の支援の下に、家事、育児又は介護その他の家庭生活における活動及び職場、学校、地域その他の社会的活動を両立して行うことができるようにすること。
(8) 施策を進める場合の考え方を述べているので「基本目標」を「基本理念」に変更すべきである。
今後、計画を立案する場合には目標を定めて推進するので紛らわしくなる。
本条は、本条例の第1条(目的)である男女共同参画社会の実現を達成するため、取り組むべき目標を定めたものです。
市民に分かりやすい条例という観点から、「理念」という難しい用語より、市民が親しみやすく、身近に感じられる「目標」が適切であると考えます。
(市の責務)
第4条 市は、基本目標により男女共同参画の推進に関する施策(積極的改善措置を含む。以下同じ。)を総合的に策定し、実施するものとする。
2 市は、男女共同参画を推進するため必要な体制を整備するものとする。
3 市は、男女共同参画を推進するにあたり市民及び事業者並びに国及び県その他の地方公共団体と協力し、連携を図るものとする。
(9) 男女共同参画を進める主体は、市行政、市民、事業者であるので、当然、それぞれの立場で責務が発生することから、市民、事業者についても「役割」でなく「責務」とすべきである。
また、第4条(市の責務)第1項の条文中、「・・・実施するものとする。」を「・・・実施する責務を有する。」と変更すべきである。
第5条(市民の役割)、第6条(事業者の役割)は、男女共同参画を推進する上で、市民・事業者の理解、協力が不可欠なことから努力義務規定として定めたものです。
「責務」というきつい表現よりも、きつさを和らげた表現の「役割」とし、男女共同参画社会の実現に向け市・市民・事業者が協働してやっていきましょうとの考えから役割としました。
但し、市に関しては、男女共同参画を率先して取り組んでいく必要があることから第4条(市の責務)とし、市の強い姿勢を表しています。条文の内容は責務として規定するものです。
(市民の役割)
第5条 市民は、基本目標により男女共同参画についての理解を深め、家庭、職場、学校、地域その他の社会のあらゆる分野において、男女共同参画の推進に努めるものとする。
2 市民は、市が実施する男女共同参画の推進に関する施策に協力するよう努めるものとする。
(10) この条例の実現に協力、実践する対象として、市民・事業者を取り上げているが、社会には、もう一つ重要な「家族・家庭」という存在がある。
この家族・家庭の中にこそ、お互いを尊重し、理解し合い、男女共同参画を個人として、また肉親として実現する大きな責任を負っていると思う。お互いを個人として大切に励ましあい、はぐくみあう、男女平等を目的として日常生活の中で男女共同参画を生かす最適な場所であることから、「市民の役割」「事業者の役割」の項目と同様に、「家族・家庭の役割」の項目も追加すべきである。
家庭生活の中で、男女共同参画を推進することは、重要と考えておりますことから、第5条(市民の役割)の条文中に「・・・家庭、職場、学校、地域その他の社会のあらゆる分野において、男女共同参画の推進に努めるものとする。」という文言を明記いたしました。市民の役割の中に家庭の中も含まれるものと考えます。
(事業者の役割)
第6条 事業者は、基本目標により男女共同参画についての理解を深め、その事業活動において、男女が対等に参画することができる機会を確保するよう努めるものとする。
2 事業者は、男女が職業生活における活動と家庭生活を含むその他の活動を両立して行うことができる職場環境を整備するよう努めるものとする。
3 事業者は、市が実施する男女共同参画の推進に関する施策に協力するよう努めるものとする。
 
(基本計画の策定等)
第9条 市は、男女共同参画に関する施策を総合的かつ計画的に実施するため、男女共同参画の推進に関する基本的な計画(以下「基本計画」という。)を策定するものとする。
2 基本計画は、次の各号に掲げる事項について定めるものとする。
(1) 男女共同参画の推進に関する施策の大綱
(2) 男女共同参画の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項
3 市は、基本計画を策定し、又は変更するにあたっては、あらかじめ第16条の桑名市男女共同参画審議会に意見を求め、かつ、市民及び事業者の意見を反映できるよう努めるものとする。
4 市は、基本計画を策定し、又は変更したときは、速やかにこれを公表するものとする。
(11) 基本計画の策定は、重要な施策であるので、議会に諮るべきである。県の条例にもあるように、「議会の議決を経なければならない。」の文言を追加すべきである。 市議会での議決に関しては「桑名市行政に係る基本的な計画の議決等に関する条例」により規定されている事項でありますことから、本条例で定めることは適切でないと考えます。
(教育及び学習の場に対する措置等)
第11条 市は、男女共同参画についての理解を促進するため、教育及び学習の場において必要な措置を講ずるものとする。
(12) 「・・・必要な措置を講ずる」とは、具体的にどのような措置なのか。教育の場において、男女混合名簿を推奨することなのか 本条では、男女共同参画の推進における教育・学習の場の果たす役割は重要と考えますことから、男女共同参画の視点を取り入れた教育・学習を行うことを定めています。個々の具体的な事項を限定するものではありません。
(相談の申出に対する対応)
第14条 市は、性別による差別的な取扱い、セクシュアル・ハラスメント及びドメスティック・バイオレンスによる被害又は不利益を受けた者からの相談の申出があった場合、関係機関と連携を図り、適切な措置を講ずるものとする。
(13) 旧桑名市において失効した「桑名市の男女平等をすすめるための条例」には、相談及び苦情への対応として、第三者機関の設置が明記されていたが、この条例案には無い。市役所内部でセクシャルハラスメント(パワハラを含む)があった場合、市役所内に相談や苦情を言うことはできないと思う。
また、市内の民間企業でセクハラなどの人権侵害があった場合、桑名市は調査し、改善勧告ができるのか。
第14条(相談の申出に対する対応)により、性別による差別的取扱い、セクハラ、DV等の人権侵害に関しての相談は、人権センター・婦人相談員・法務局・警察・労働局その他関係機関と協力、連携して対応することとしております。

第15条(苦情の申出に対する対応)では、私人間の問題(民事的な紛争)は困難なため、市の施策に対する苦情と限定し、当該申出に係る市の関係機関が対応するとしております。ただし、対応にあたり必要がある場合は、男女共同参画審議会の意見を聴くことも適切かつ迅速な対応の中に含めるものとしています。
(苦情の申出に対する対応)
第15条 市民及び事業者は、市が実施する男女共同参画の推進に関する施策又は男女共同参画の推進に影響を及ぼすと認められる施策に関し、その施策について苦情があるときは、市に申し出ることができる。
2 市は、前項による申出を受けたときは、適切かつ迅速に対応する措置を講ずるものとする。
(14) 苦情処理の実効性を担保し、問題を迅速に解決する上で独立した第三者機関が必要である。第15条(苦情の申出に対する対応)の条文中「適切かつ迅速に対応する措置を講ずるものとする。」を「適切かつ迅速に処理するための機関を設置するものとする。」と変更すべきである。
(審議会の設置)
第16条 市長は、男女共同参画推進に関する施策の基本的事項及び重要事項を調査、評価及び審議するため桑名市男女共同参画審議会を設置する。
(15) この条例が制定された後、推進状況を把握するため、「桑名市男女共同参画審議委員会」を設置し、条例の有効性を、数年に一回づつ調査審議、公表する必要がある。桑名市の中で条例の目的が実現している方向性を見せて、市民にあらためて意識してもらう必要がある。 審議会設置は必要であると考え、第16条(審議会の設置)に、市長の付属機関として、「桑名市男女共同参画審議会」を設置することを定めています。
また、第9条では、計画策定にあたっては審議会の意見を聴くことを規定し、第10条では、毎年度、計画に基づく施策の実施状況について報告書を作成し、公表することとしています。
(16) 桑名市男女共同参画審議会が設置される上で、必要と思われる事項(組織、運営等)を追加すべきである。 審議会の組織、任期、運営等については、第17条(委任)により規則を新たに制定し規定するものです。
  意見(要旨) 市の考え方
その他の意見 (17) この条例から第三者機関を外したのであれば、女性だけに限らず、子ども、障がい者、高齢者、同和問題など、すべての人権侵害に対応できる第三者機関として人権オンブズ制度をつくるべきである。 桑名市では、平成12年4月にあらゆる差別をなくしていくための拠点施設として「桑名市人権センター」を設置し、すべての人の人権が守られるまちづくりに取り組んでいます。法務局及び人権擁護委員等の関係機関と連携し人権侵害に関する相談も行っており、ご意見の趣旨の機能を十分に果たすものと考えます。
(18) 前条例が失効してからかなりの年月が経っており、その間何年もかけて審議されたわりには、とりたてて何も特長のない条例になっている。どこかに桑名市としての特長がみられるような条例にしてほしい。なぜこの条例にそんなに年月がかかったのか説明して欲しい。 条例案策定に関しては、平成17年に設置された桑名市男女共同参画推進協議会で、条例の名称及び前文から第17条まで一条文ごと協議し取りまとめました。条例案の策定に関しましては、より多くの市民に読んでもらえるよう、わかりやすい条例を策定することを基本とし、旧条例が失効になった経緯もあり、慎重に協議検討を重ねました。また、協議会では条例の策定だけを行ってきたのではなく、基本計画の推進に関する事項や新しい基本計画策定に関する事項も協議していますことをご理解ください。