1現状
■本市の現状
・本市には、「本物力こそ、桑名力。」というキャッチフレーズがあり、眠っている地域資源を掘り起こし、磨き上げ、大きくすることで「本物」になりうるものが数多くあります。
・木曽三川に面する桑名は古くから交通の要衝として知られており、東海道唯一の海路の渡し場「七里の渡し」を有する宿場町として水辺を中心に賑わいが溢れていました。
・桑名城は揖斐川を利用した水城で、河川との連絡や運搬にも利用された「お堀」が今も残っています。
・桑名の水辺エリアには、桑名城跡・七里の渡し跡に加え、六華苑や諸戸氏庭園といった桑名を象徴する「本物」が残されている「歴史エリア」でもあります。
・さらに江戸時代から続きユネスコ無形文化遺産にも登録されている「桑名石取祭」、昭和初期から続く水郷花火大会が行われるなど、桑名市民のこころの拠り所として水辺エリアは機能しています。
 
■注目される水辺空間の可能性
日本はかつて、水辺を中心にまちの賑わいを形成していました。しかし、伊勢湾台風などの大規模な災害などの影響から水辺空間を利用する際の規制が厳しくなり、水辺の賑わいは見られなくなりました。
そのような中、近年ではまちの賑わいを創出する可能性として水辺空間の価値が見直され、規制緩和が行われたことにより、民間活力を取り入れた活用が促進されています。
 
信濃川
参考事例(新潟県信濃川) 
 
2課題
(1)桑名の水辺エリアには魅力ある歴史的・文化的資源が多くあるが、それらをつないだ一体的な場所としての広がりとして見せられていない。
点と点が結ばれ、線そして面的な広がりにしていく必要がある。
 
(2)面的な広がりにもっていくためのイベントも少なく、魅力ある水辺空間という利点を生していく取り組みが必要である。
 
(3)国営公園や堤防敷きは国土交通省の管轄であり、六華苑や住吉浦休憩施設は市の管轄、諸戸氏庭園は公益財団法人諸戸財団の所有、住吉神社は民間の管理であり、それぞれ所管が異なっている。こうした所管が違うことが、一体的な場所としての広がりの実現に少なからず影響を与えており、関係機関・団体が連携して賑わいを創出していく必要がある。
 
3今後の方針
■「本物」の水辺と歴史を、歩いて楽しむまち
河川を管理する規制が緩和され、水辺空間の新しい活用の可能性が高まっている状況に着目し、歴史資源や文化資源が集積し、木曽三川が臨める景観を有する住吉地区を拠点にしていく。桑名の「本物」であるまちの歴史、そしてこれからの「本物」として整備されるコンテンツなど水辺を起点としてネットワークを再編成し、周辺の景観も取り入れた、歩いて楽しめる「本物」のまちをつくっていきたいと考えています。
 
(1)景観・歴史・文化等を有する住吉地区の魅力を活かし、水辺空間等を積極的に観光や地域活性化につなげていく。
 
(2)居心地の良い、憩い・賑わい・活気のある空間を創出するための新たな取組みとして社会実験を行い、その有用性の有無を確認する。国土交通省(木曽三川下流地区広域観光連携協議会)が行うイベントと連動して行い、より多くの集客を狙っていく。
 
(3)将来を見据えて地元事業者などとともにイベントを設計していくなど、関係者が連携した民間主導による協議会の設立によって、水辺空間を活用した継続的な賑わいを創出していく。
 
桑名ほんぱく水辺マルシェ社会実験報告書(国土交通省中部地方整備局木曽川下流河川事務所)

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