更新日: 2022年2月1日
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縄文~弥生時代
遺跡(いせき)とは
住居跡(あと)や墓(はか)、井戸などの跡を遺構(いこう)、土の中に埋もれている土器(どき)や石器(せっき)などを遺物(いぶつ)、これらが埋もれている場所を「遺跡」といいます。
縄文時代(じょうもんじだい)
縄文時代(じょうもんじだい)は日本で土器が使用され始めた約1万3千年前から2500年前ぐらいまでの時代のことをいいます。桑名での縄文時代の遺跡は、志知南浦遺跡(しちみなみうらいせき)・愛宕山城跡(あたごやまじょうせき)・天王平遺跡(てんのうびらいせき)・寺山遺跡(てらやまいせき)など数ヶ所あります。これらの遺跡で遺物が見つかっていますが、はっきりとした生活をしめすような遺構は今のところ発見されていません。
最近の発掘調査例では、桑名で最も古い約8000年前の押型文土器(おしがたもんどき)が愛宕山城跡より発見されました。
愛宕山城跡から見つかった
縄文早期の押型文土器
寺山遺跡から出土した石器
弥生時代(やよいじだい)
弥生時代(やよいじだい)は稲作(いなさく)をはじめた約2400年前から1700年前ぐらいまでをいいます。この名称は東京都文京区弥生で発見された土器にちなんで名づけられています。
桑名の弥生時代は、古くは西金井遺跡(にしかないいせき)・蛎塚貝塚(かきづかかいづか)から弥生土器(やよいどき)や土錘(どすい)などがたくさん出土したことで知られています。最近の発掘調査例では、宇賀遺跡(うがいせき)から稲作に使っていたと考えられる大きな溝や水の量を調節する堰(せき)が発掘されました。また、鍬(くわ)や木包丁(きぼうちょう)などの木製の農具(のうぐ)などがたくさん出土しました。
木包丁は、稲の穂を刈り取るときに使用したものです。
宇賀遺跡(うがいせき)では、縄文土器(じょうもんどき)や弥生土器(やよいどき)、古墳時代(こふんじだい)の土師器(はじき)なども見つかっていて、弥生時代から稲作(いなさく)が行われていたと考えられています。
宇賀遺跡で発見された溝
宇賀遺跡の堰(せき)
宇賀遺跡の縄文土器
宇賀遺跡の木製農具 曲柄鍬(まがりえぐわ)
宇賀遺跡で発見された
木製の農具 鍬(くわ)
宇賀遺跡の木製農具 又鍬(またくわ)
宇賀遺跡の木製農具 田下駄(たげた)
宇賀遺跡の木製農具 木包丁
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