諸戸徳成邸につきましては、平成18年3月頃にマンション建設計画が浮上したのを契機に、市と所有者様と協議し、現地調査にご理解を頂き、平成18年10月から21年3月にかけて調査を行い「諸戸徳成邸調査報告書」を作成しました。その調査の結果、諸戸徳成邸の庭園・建造物は歴史的価値が高く、保存していく価値があることが明確となりました。また、平成24年6月には、文化庁文化財部記念物課が発表した「近代の庭園・公園等に関する調査研究報告書」においても近代庭園の重要事例のひとつとして高く評価されました。この諸戸徳成邸の保存に向け、市として取得を進めるべく、平成27年に「土地基本鑑定評価」と「保存検討調査」を実施しました。ただし、現在の財政状況では、市が取得して修理・修復し、今後維持管理をしていくことは大変厳しいことから、すぐの取得はできない状況にあります。財政状況が好転すればとの思いはありますが、無期限でのお約束はすることができません。さらに所有者様には、これまでも10年間という長い歳月お待ちいただきました上に、もうこれ以上は、待っていただくこともできず、諸戸徳成邸の取得につきましては、かなわないことになり、2月16日に開催されました市議会の全員協議会において報告させていただきました。大変残念に思うと同時に、所有者様にはこれまでお待ちいただきましたことに感謝申し上げます。