【博物館】秋季企画展「蒼と白の世界」のご案内

秋季企画展「蒼と白の世界　-青磁・白磁、そしてガラス-」

　「青磁」は高温で焼かれた蒼緑色の焼き物ですが、その色が碧玉に似ているため、王侯貴族や文人に好まれました。本展では本多忠政が徳川秀忠から下賜されたと言われる「獅子蓋（ししぶた）竹之耳附（たけのみみつき）青磁水指」を展示し、あわせて、朝鮮から輸入された「李朝（りちょう）白磁水指」、人間国宝井上萬二作「白磁緑釉牡丹彫文香炉」なども展観いたします。さらに、江戸時代の吹きガラスの至宝《紫色ちろり》をはじめする多様な技術と多種な魅力をもつガラス作品をご紹介いたします。
　2階特集陳列「刀剣セレクションⅡ」では、館蔵品の中から「無銘」の刀剣（茎に文字が刻まれていない刀剣）を展示。あわせて「佐藤昌胤」では、伊勢湾台風の被害を受けて変わってしまった故郷の長島の風景を描いた《破船の群れ》や、《よしやま》のように不変を感じるモチーフなど、「移りゆくもの／変わらないもの」をキーワードに作品をご紹介します。ぜひ桑名市博物館で芸術の秋をご堪能ください。

展覧会情報

会期：令和6年（2024）9月7日（土曜日）～9月29日（日曜日） 会場：桑名市博物館 開館時間：午前9時30分から午後5時まで（但し、入館は午後4時30分まで） 休館日：毎週月曜日（ただし祝日の場合は開館、翌日休館） 入館料：大人[高校生以上]150円、中学生以下無料 ※20名以上の団体は1人70円 ※障害者手帳を提示の方は、本人およびその同伴者合わせて2名まで無料。

 

関連イベント

◆展示解説
　・日時：9月16日（月曜日・祝日）午後1時30分～
　・予約不要、入館料のみで参加できます。

 

◆ 桑名市博物館×桑名市立中央図書館連携事業
　・セミナー「ガラスあれこれ」
　・日 時：9月21日（土曜日）午後1時30分から
　・講 師：大塚　由良美（桑名市博物館　歴史専門官）
　・定 員：セミナー50名（先着順）
　・資料代：有料（200円）
　・会 場：くわなメディアライヴ2階
　・申 込：9月2日（月曜日）午前11時から受付開始。
　 桑名市立中央図書館へ電話（0594-22-0562）
　 もしくは図書館受付にて申し込み(各日午後5時まで)。