桑名市教育委員会では、1件の文化財を新たに桑名市指定文化財に指定しました。

赤須賀漁業協同組合文書

指定日

令和3年4月27日

種別

桑名市指定有形文化財(古文書)

員数

930点

時代

江戸~昭和

所有者

赤須賀漁業協同組合

  由来
 桑名市赤須賀は、伊勢湾の最奥部に位置し、古くは猟師町と呼ばれた地域である。明治維新後、廃藩置県を経て1923(大正12)年に桑名町と合併するまでは、桑名郡赤須賀村であった。
 沿岸での漁業とともに「カイマイ(買舞)」と呼ばれた貿易の担い手でもあった。米など生活必需品を愛知から熊野方面へ、逆に熊野方面から愛知へ鮮魚などの輸送を行うという、商業活動も行っていた。
 本文書史料群は2008(平成20)年赤須賀漁業協同組合旧事務所に保管されていたものが、事務所が現在の赤須賀地区複合施設(はまぐりプラザ)へと建替えられるに当たり発見されたものである。
 その量もさることながら多面的な視野に立って、赤須賀における生業の様子を見ることができる。
  概要
 本史料群は1849(嘉永2)年のものが最も古く、1979(昭和54)年の史料まで残されている。点数は930点ある。     
   内容は赤須賀漁協協同組合の成立に関する史料や、江戸時代からの漁業慣行を記すもの、明治期の水産博覧会出展に関する記録、近隣漁村との間で起こった漁場を巡る紛擾などが残されている。
   当該地域における漁業の実態と、伊勢湾沿岸での漁業の実態を窺う上で重要な史料群となっている。本史料群は、戦後の文書も含まれるがそれらも含め一括で指定する。