更新日: 2025年8月1日
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なぜ学校再編が必要?
市では、現在、市内全校区を対象とした小中学校の再編に取り掛かっています。
では、なぜ今、学校再編が必要なのでしょうか?昔と今の学校では何が違うのでしょうか?
昔は、「理解」を中心とした授業…これからは「生きる力」を育成!
子どもたちを取り巻く環境は、グローバル化や情報通信技術の進展など、加速度的な変化が進み、近い将来でさえ予測が困難な状況です。社会は、環境問題や経済問題など、正解が1つとは限らない課題に溢れています。
このような社会を生きる子どもたちは、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、多様な他者と対話し協働しながら判断し、行動できる力「生きる力」を身に付けていかなければなりません。
そうした力の育成には、かつて教師が黒板の前に立って説明し教えることの多かった学校の授業から、子どもたち同士が、仲間との対話や協働で自分とは違う考えに触れたり、疑問を解決しながら、自分の考えを広げ、深め表現していく授業にしていくことが大切になります。
令和5年度の児童・生徒数が、ピーク時から約4割減!
ところが、全国的な人口減少・少子化は止まらず、桑名市もその例外ではありません。
令和5年度の市立小中学校に通う児童・生徒数は、10,954人と、これは、昭和58年のピーク時(17,710人)に比べて4割近くも減少しています。そして、今後もこの減少は続く見込みです。
一方で、学校数はピーク時の頃からほぼ変わっていないため、1校当たりの児童・生徒数が少ない、全学年でクラス替えができない学校(人間関係の固定化)が増加しています。
今後さらに児童生徒の数が減り続けると、集団の中で多様な価値観に触れて育まれる「生きる力」の育成が、年々困難となってしまう恐れがあります。
また、学校施設も、建築年数40年を超える学校が全体の7~8割に上り、老朽化も進んでおります。
市内小中学校の築年数(令和5年4月時点)色付き…築年数40年以上
子どもたちに、より良い教育環境を!
そこで、子ども達により良い教育環境を提供するためには、先行して小中一貫校の建設を進めている多度地区を除いた市内全小中学校を対象に、1.望ましい一定規模の児童・生徒数を確保すること、2.安全安心で時代に合った学校施設にすること等を目指した学校再編は、もはや、必須のものだといえます。
小中学校再編計画策定へ!
令和5年度から調査分析を行い、7年度までの三ヵ年をかけて、今後の各学校区の再編の指針となる「小中学校再編計画」を策定してまいります。
その際には、令和4年度に実施した『市民・児童生徒・保護者・教職員向けアンケート』の結果(市ホームページに掲載)や地域の皆さんとの意見交換等を行いながら、進めてまいります。
令和8年度以降は、計画に沿って、順次学校区ごとの再編を行ってまいりますので、ご理解ご協力をお願いします。
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