更新日: 2025年5月27日
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クビアカツヤカミキリにご注意ください
クビアカツヤカミキリは、幼虫がサクラ、ウメ、モモなどのバラ科の樹木の中に入り込み、幼虫が木の内部を食い荒らしてしまう外来昆虫です。加害された木は衰弱し、枯死する危険性があります。
クビアカツヤカミキリは、2018年1月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」により、特定外来生物に指定され、飼育、保管、運搬、輸入、野外への放出が原則禁止されています。
クビアカツヤカミキリを発見した場合
クビアカツヤカミキリを見つけた場合は、被害の拡大を防止するため、その場で踏みつけるなどをして駆除するようご協力をお願いします。
発見情報収集フォーム
三重県では、今後の被害拡大を防止するため、クビアカツヤカミキリの生息情報を広く収集しています。
疑わしい成虫や被害木等を発見した場合は、次の入力フォームから情報をお寄せください。
【三重県】クビアカツヤカミキリ発見情報収集フォーム(三重県みどり共生推進課)
https://logoform.jp/form/8vMX/809346(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
お問い合わせ先
桑名市役所 環境対策課
電話:0594-24-1183
三重県四日市農林事務所 森林・林業室
電話:059-352-0655
三重県 農林水産部みどり共生推進課 野生生物班
電話:059-224-2578
クビアカツヤカミキリ(成虫)の特徴
【体長】25~40mm
【発生期】6 月~8 月頃
【特徴】
- 全体は青みを帯びた黒色つやつやした光沢がある
- 前胸部(クビのように見える部分)が赤い
- 触角はオスの方が長い
- つかむと強い匂いを放つ
- 成虫は6月から8月頃に羽化し、樹皮の割れ目に多数の卵を産み付ける。孵化した幼虫は樹皮下へ侵入し、内樹皮や辺材部を食害する。成長した幼虫は食べた木くずや虫糞の混合物を樹幹外部へと排出する。
※成虫はその場で駆除して下さい!!
(必ず殺すこと。生きたまま持ち運ぶことは法律で禁止されています)
出典:東京都環境局
クビアカツヤカミキリの早期発見・早期防除にご協力をお願いします!
本種の被害を広げないためには、早期発見・早期防除が極めて重要です。
日頃から樹木の観察や点検をお願いします
日本での生態はまだよく分かっていませんが、幼虫の期間は2年間程度と考えられています。
成虫は概ね6月~8月頃に出現します。幼虫の活動期間の4月~10月頃が、クビアカツヤカミキリの確認しやすい時期です。
特にサクラ等を多く植栽している場合や梅園など、バラ科樹木に本種被害の兆候がないか、以下を参考に、日頃から注意して観察や点検をしていただけますようお願いいたします。
観察や点検は、点検例(PDF:796KB)を参考に、フラスが見つけやすい6月から9月頃まで(成虫が発生するのは6月から8月頃まで)定期的に行って下さい。
観察や点検は、クビアカツヤカミキリのライフサイクル(PDF:433KB)をご参照ください。
出典:東京都環境局
幼虫による樹木被害の点検ポイント
〇対象樹種
サクラ、ウメ、モモ(ハナモモ含む)、スモモ
〇調査範囲
高さ 3m位までの幹や根元、太枝の表面
〇調査内容
6月~9月に、下の写真のような『フラス』 (幼虫が排出する木屑と糞が混ざったもの) が出ていないかを確認して下さい。 点検するポイントは下の写真を参考にしてください。
出典:東京都環境局
クビアカツヤカミキリ被害の見つけ方
フラス
幼虫の活動期は4月から10月頃までで、この期間の幼虫は、「フラス」と呼ばれる食べた木屑と糞が混ざったものを、幹や枝に開けた孔(排糞孔)から盛んに排出します。
樹皮の表面や枝の分かれ目、根元などでこのフラスを見つけることが、本種の侵入を発見する重要な手掛かりになります。被害を放置してしまうと樹木がダメージを受けてやがて枯死するだけでなく、周辺への被害拡散の供給源にもなってしまいます。
排糞孔から出ているフラス
根元に堆積したフラス
観察や点検は、詳しいフラスの例(PDF:1,412KB)
脱出孔
羽化した成虫が樹の外へ出る時に使用した孔で、長径2~3センチ程度、縦長の楕円形です。
また、脱出予定孔(成虫が出る前の樹皮を薄く残した孔)を見つけることで、拡散を未然に防ぐことができます。
観察や点検は、詳しい脱出孔の例(PDF:629KB)
防除
被害を確認した場合には、被害の程度や成虫・幼虫の活動時期に応じ、速やかに適切な防除を行う必要があります。まずは市役所環境対策課か、三重県四日市農林事務所森林・林業室(059-352-0655)までご連絡下さい。
方法 | 内容 |
---|---|
薬剤(農薬) | 薬剤により、幼虫や成虫を殺虫する。樹種や被害の程度に合わせて様々な種類の薬剤がある。(エアーゾル方式、樹幹注入方式、散布方式など) |
ネット巻き | 羽化した成虫が拡散してしまうことを、ネットにより物理的に防止する。 |
捕殺・刺殺 | 幼虫と成虫を直接駆除する。 |
伐採・伐根 | 最も効果的に被害を防ぐことが出来る。伐採後は焼却又はチップ化する必要がある。 |
出典:東京都環境局
お問い合わせ
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