更新日: 2023年10月23日
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桑名市の漁業
桑名市の漁業は古く江戸時代から営まれており、木曽三川下流及び河口域を漁場として、生産性豊かな水域に棲息する魚介類を漁獲したり、のり養殖を営んでおります。主な漁獲物はハマグリ、シジミ、アサリなどの貝類、黒のり、シラウオであります。
採貝漁業について
ハマグリ・アサリ漁は、小型底引き網(貝桁網:ウンテン)によって行われており、地場産ハマグリの漁獲量は昭和40年代に年間3,000トンを生産したのをピークに減少を続け、一時は絶滅の危機さえも叫ばれていました。そのため漁業協同組合では厳しい漁獲量制限等を実施し資源保護に取り組むとともに、市と協力してハマグリの稚貝生産及び放流活動を30年以上にわたり実施してきたところ、最近では年間約200トンまで回復してきました。
シジミ漁は、ジョレン(チャンチャン)と呼ばれる漁具を用いて行われ、最近の漁獲量は年間約220トン程度であり、桑名市の採貝漁業の主体として営まれております。シジミについても、干潟の減少や環境の悪化などにより漁獲量は減少傾向にあるため、厳しい漁獲量制限等を実施し資源保護に取り組んでいます。
黒のり養殖について
桑名のりは、木曽三川の河口漁場で生産され、河川から供給される豊富な栄養塩の影響を受けて、風味に優れた良質なのりとして知られています。
桑名におけるのり養殖は、定められた漁場で竿竹を固定し、そこにのり種を付けた網を張り養殖する「支柱式」と呼ばれる方法で営まれております。のり網を張ってからおよそ40日程で一回目の収穫となります。
桑名市の黒のり生産量は、最近の担い手不足や高齢化などにより経営体は25戸程に減少しており、年間3,000万枚程度となっております。
各漁業団体
- 三重県漁業協同組合連合会(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
- 桑名漁業協同組合連合会
- 赤須賀漁業協同組合(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
- 伊曽島漁業協同組合
- 桑北漁業協同組合
- 長島漁業生産組合
- 水郷三川漁業生産組合
- 木曽三川漁業生産組合
- 南松ヶ島漁業生産組合
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