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前半は桑名城の城下町を中心にまち歩き!「村正」や本多忠勝の愛用した名槍「蜻蛉切」にまつわるスポットを散策します。後半は車で多度へとドライブ。鍛冶の神様「天目一箇命」が祀られる多度大社、ヤマトタケルが太刀を忘れた草薙神社など、伝説の地をめぐります。
1日目
1 本多忠勝像 |
2分 |
2 九華公園(桑名城跡) |
3分 |
3 桑名宗社(春日神社) |
3分 |
4 桑名市博物館 |
1分 |
5 千子宗入禅定門墓 |
10分 |
6 走井山 |
21分 |
7 多度大社 |
6分 |
8 草薙神社(尾津神社) |
12分 |
9 刀剣ワールド桑名・多度(ホテル多度温泉) |
2日目
スタート(本多忠勝像)
1
本多忠勝像
桑名藩初代藩主・本多忠勝は三河出身、徳川四天王の一人で、生涯一度も傷を負わなかった事から戦国時代最強の武将と呼ばれています。
長い槍は名槍「蜻蛉切(とんぼきり)」。天下三名槍の一つとして知られ、村正一派である藤原正真によるものです。槍の穂先に止まったトンボが2つに分かれたという伝承があります。
本多忠勝の墓所
浄土寺
永承4(1049)年海中から出現した地蔵尊を安置したのが始まりと言われています。本多忠勝による慶長の町割りにより、現在地へ移り、桑名藩主本多家の菩提寺となりました。
慶長15(1610)年、本多忠勝が没した時に葬られ本多忠勝本廟となりました。忠勝の墓と共に殉死した中根忠実と梶勝忠の墓があります。
徒歩 2分
2
九華公園(桑名城跡)
桑名城跡(九華(きゅうか))公園は桜の名勝としてしられ、春にはお堀めぐりが開催されます。
その一角には青銅の鋳物製の剣が建てられています。これは戊辰戦争で犠牲になった桑名藩士を追悼して、松平定敬と元桑名藩士らによる「戊辰殉難招魂碑」。天守閣跡に建立した碑です。
桑名藩と戊辰戦争の歴史については以下をご覧ください。
徒歩 3分
3
桑名宗社(春日神社)
村正の刀剣が所蔵されている桑名の総鎮守とされる神社です。
令和元年には御大典記念事業として、戦火を逃れるために塗られていた漆を研ぎ、磨き上げたところ、華やかで美しい波文がよみがえりました。
この刀は神様に奉納するために村正自身が作刀したものであり「春日大明神」「三崎大明神」などの神号が彫られています。
また銘には「勢州桑名郡益田庄藤原朝臣村正作」と刻まれ、存在する「村正」の中でも最長とされ、桑名の土地で生きた貴重な歴史的資料と言えます。
境内にある「眺憩楼~Muramasa Museum~」では宝刀村正の写しや、所蔵する複数の「村正」が常設展示されています。
桑名宗社と村正についてのエピソードは三重県文化振興課の体験レポートに詳しく紹介されています。
おすすめグルメ
黒い村正(玉川軒老舗)
近年、戦火を逃れるため漆塗りをほどこした「村正」が再び研ぎあげられた事から、桑名が村正ゆかりの地として広く知られるようになりました。
この黒い村正をイメージして、玉川軒老舗では刀剣型の和菓子が販売されています。
徒歩 3分
4
桑名市博物館
企画展の開催に合わせて展示される「刀剣セレクション」は必見!開館中はかならず1振りは「村正」が展示されてますよ。
展示物の入れ替え期間中は見ることができませんので、開館スケジュールをホームページにてご確認ください。
鍛冶町の鍛冶屋さん
廣房打刃物店
桑名城下町には職業ごとに町の名前が残っています。鍛治町には現在も1件だけ鍛冶屋さんが残っています。
創業1841年、桑名の歴史を語る鍛治町の「廣房打刃物店」には包丁、鋏、園芸用品の他、今回キッチン用品、ナイフやアウトドア用刃物がより充実。
生活によりそい提案からメンテナンスを行ってくれます。
徒歩 1分
5
千子宗入禅定門墓
かつて桑名宗社の別当であった仏眼院(ぶつげんいん)の墓地には刀工村正の一族と思われる千子宗入禅定門(承応4年・1655没)の墓があります。何代目村正に当たるのかは不明です。
車 10分
6
走井山
中世末期、桑名の刀工・千子村正は、走井山山麓に住んでいたという伝承があります。
彼の母が走井山の千手観音に祈って生まれた事にちなんで「千子」と称するようになったというのです。
走井山には文字通り「水が走り出でる井戸」があったと言われ、刀鍛冶に必要な豊富な地下水があり、かつては桑名城の城主の飲料水として毎日城まで運ばれていました。
また、近くには明治の豪商・諸戸精六が整備した「諸戸水道」跡が現在も残っています。
走井山散策については以下のページをご覧ください
車 21分
7
多度大社
初代桑名藩主・本多忠勝は信仰篤く、桑名に来て初めに着手したのが信長によって焼き討ちに合った多度大社の再建だったと言われています。
多度大社の別宮・一目連神社に祀られる天目一箇命(あめのまひとつのみこと)は古くから製鉄や鍛冶の神としても知られており、村正ら桑名ゆかりの刀鍛冶によって刀が奉納されてきました。
車 6分
8
草薙神社(尾津神社)
日本武尊(倭健命)が、松の木の下に剣を置き忘れた地がここであると言われています(諸説あり)。境内にはこの松が枯れた跡が保存されています。
写真:お堂に剣の紋が入ってます
車 12分
9
刀剣ワールド桑名・多度(ホテル多度温泉)
「ホテル多度温泉」にある「刀剣ワールド桑名・多度」。
日本刀をはじめ、甲冑や槍、薙刀、火縄銃といった美術的にも価値の高い様々な美術品を見ることができます。
宿泊以外のお客様も見学自由ですが、まれに見学不可の時間帯がありますので受付にて一言お声がけください。
ゴール
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