更新日: 2025年3月31日
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子宮頸がん予防ワクチン接種について
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について
HPVワクチンは、平成25年6月から、積極的な勧奨を一時的に差し控えていましたが、令和3年11月に、専門家の評価により、令和4年4月から、ほかの定期予防接種と同様に、個別の接種勧奨が再開されました。
令和5年4月より、9価のHPVワクチンを公費で接種できるようになりました。
Q.「何が原因で子宮頸がんになるのですか?」
A.子宮頸がんの発生には、ヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが関わっています。このウイルスは、子宮頸がんの患者さんの90%以上で見つかることが知られており、HPVが長期にわたり感染することでがんになると考えられています。なお、HPVは一般に性行為を介して感染することが知られています。
Q.HPVワクチンは、どれくらい効くのですか?
A.HPVにはいくつかの種類(型)があり、9価ワクチンは、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類のHPV※の感染を予防することができます。※16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型
Q.子宮頸がん検診とHPVワクチンは両方受けなければいけませんか?
A.子宮頸がん検診、ワクチンともに有効な子宮頸がんの予防方法で、どちらも受けることが重要です。ワクチンは、全ての型HPVの感染を予防できるわけではないため、早期発見・早期治療のために、子宮頸がん検診も定期的に受診し、予防効果を高めることが大切です。
Q.HPVワクチンの接種後の副反応はありますか?
A.発生頻度 報告されている症状
50%以上:疼痛
10~50%未満:腫脹、紅斑、頭痛
1~10%未満:浮遊性めまい、悪心、下痢、そう痒感、発熱、疲労、内出血など
1%未満:嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血、血腫、倦怠感、硬結など
頻度不明:間隔鈍麻、失神、四肢痛など
厚生労働省 HPVワクチンに関するQ&Aより抜粋
定期接種
- 対象者:接種日当日に桑名市に住民登録があり、小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女子。
- 接種期間:高校1年生相当の年度末(3月31日)まで。
- 予診票:小学6年生の女子の方に対しては、4月末頃予診票を個別送付します。他市町から転入された方、
- 予診票を紛失された方等、予診票がお手元にない方は、母子(親子)健康手帳を持って、桑名市役所2階子
- ども総合センターにお越しください。予診票をお渡しさせていただきます。
- 接種場所:令和7年度接種指定医療機関一覧(PDF:123KB)
接種前には、必ず医療機関に直接お問い合わせください。
HPVワクチン接種の対象年齢のお子様およびその保護者向けリーフレット(概要版)(PDF:5,904KB)
HPVワクチン接種の対象年齢のお子様およびその保護者向けリーフレット(詳細版)(PDF:7,221KB)
キャッチアップ接種
子宮頸がん予防ワクチンの接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うこと(以降キャッチアップ接種という)について令和4年3月18日付で厚生労働省から、実施方法や留意点について通知がありました。
桑名市では、これまでに一度も接種を確認できていない方に対し、令和4年7月および令和7年2月に個別通知を行いました。
令和7年度キャッチアップ接種対象者
〇平成9年4月2日〜平成21年4月1日生まれの女性(11学年)
〇令和6年度高校1年生相当の女子(平成20年4月2日~平成21年4月1日生まれの女子)
ただし、令和4年4月1日~令和7年3月31日までの間に少なくとも1回以上接種している方に限ります
キャッチアップ接種の実施期間
令和8年3月31日まで
ただし、令和4年4月1日~令和7年3月31日までの間に少なくとも1回以上接種している方に限ります
予診票:定期接種の予診票はキャッチアップ接種でも引き続き使用していただけます。予診票を紛失された方等、予診票がお手元にない方は、母子健康手帳を持って、桑名市役所2階子ども総合センターにお越しください。予診票をお渡しさせていただきます。
標準的な接種の間隔は、3回の接種を完了するには、6か月の期間が必要ですが、医療機関に相談の上、短い期間での接種(標準的な接種間隔がとれなかった場合の接種間隔)も可能です。
【標準的な接種間隔】(シルガード9、ガーダシル)
1回目(初回接種)
2回目(初回接種の2か月後)
3回目(初回接種の6か月後)
【標準的な接種間隔がとれなかった場合の接種間隔】(シルガード9、ガーダシル)
1回目(初回接種)
2回目(初回接種から1か月以上あける)
3回目(2回目から3か月以上あける)
【接種場所】 令和7年度接種指定医療機関一覧(PDF:123KB)
接種前には、必ず医療機関に直接お問い合わせください。
これまでに1回又は2回接種した方について
接種間隔にかかわらず、キャッチアップ対象者となります。その場合、接種を初回からやり直すことなく、残りの回数の接種(2、3回目又は3回目)を行うこととなります。過去に接種歴のあるHPVワクチンと同一の種類のワクチンを接種することになります。なお、過去に接種したHPVワクチンの種類が不明である場合、キャッチアップ接種を実施する医療機関の医師と被接種者とで十分に相談した上で、接種するHPVワクチンの種類を選択することになります。
新 平成9年から平成20年度生まれの方へ(PDF:699KB)
参照
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