更新日: 2025年7月1日
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地価の下落によって土地の評価額が下がっているのに、税額が上がるのはおかしいのではないでしょうか
Q
地価の下落によって土地の評価額が下がっているのに、税額が上がるのはおかしいのではないでしょうか。
A
地域や土地によって評価額に対する税負担に格差がある(例えば同じ評価額の土地であっても実際の税額が異なる。)のは、税負担の公平の視点から問題があることから、平成9年度以降、負担水準(評価額に対する課税標準額の割合)の均衡化を重視することを基本的な考えとした調整措置が講じられています。具体的には、負担水準が高い土地は税負担を引き下げたり、据え置いたりする一方、負担水準が低い土地はなだらかに税負担を引き上げていくしくみとなっています。
したがって、地価の動向に関わりなくすべての土地の税額が上がっているわけではなく、税額が上がっているのは、地価が上昇している場合をのぞけば、負担水準が低い土地に限られています。このように、現在は税負担の公平を図るために、そのばらつきを是正している過程にあることから、地価動向と税負担の動きとが一致しない場合、つまり地価が下落していながら、税額が上がるという場合も生じているところです。
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