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桑名駅からスタートし、大正時代を代表する和洋館「六華苑」、東海道「七里の渡し跡」など「水郷のまち」として栄えた桑名の歴史とおいしい食べ歩きグルメをコンパクトに楽しめるまちぶらコースです。

1日目

1

桑名駅

11分

2

海蔵寺

4分

3

諸戸氏庭園(春と秋のみ一般公開)

9分

4

六華苑

1分

5

住吉神社

2分

6

七里の渡跡

5分

7

九華公園(桑名城址)

5分

8

春日神社(桑名宗社)

3分

9

石取会館

2分

10

桑名市博物館(展示期間中のみオープン)

2日目

スタート

1

桑名駅

JR東海・近鉄・養老鉄道、3つの鉄道会社がなかよく乗り入れる桑名駅。
トリックアートや(三岐鉄道北勢線も含め)線路幅の違う3路線を俯瞰で楽しめる駅として、鉄道ファンに親しまれています。
駅前からは100円で乗車できる「K-バス」や、アンパンマンバスが出発します。

桑名・歴史道

八間通り

約1km続く、道幅「八間」の広い道。かつて桑名には米の相場市があり大変賑わったこの道には、日本一短い電車「桑名電軌」が走っていたそうです。そのため通り沿いは今も銀行が多いんです。
また桑名は「鋳物のまち」としても有名です。歩きながら桑名産マンホールを探してみてはいかがですか?

おすすめグルメ

元祖!ご当地グルメ 桑名名物「時雨」

桑名を歩くと目につくのが「時雨」や「志ぐれ」という文字。東海地方では炊き立てご飯に合うメジャーな食品で、おにぎりの具としても定番。
江戸時代、東海道の宿場町・桑名では名物のハマグリを土産用に煮しめた「時雨蛤」が大人気!現在は貝類だけでなく・牛肉なども販売されています。

徒歩 11分

2

海蔵寺

水運を利用して発展した桑名ですが、一方では水害に悩まされて来ました。海蔵寺には幕府の命で木曽三川の治水工事に駆り出され、非業の死を遂げた薩摩藩士たちの墓地があります。故郷から遠い地で亡くなった薩摩義士たちの偉業と悲劇は「宝暦治水」として木曽三川流域の人々に現在も語り継がれています。また、小説『孤愁の岸』をはじめ多くの作品に取り上げられています。

立ち寄りスポット

桑名の朝市「さんぱち」へいこう

もし、桑名を訪れるなら3と8がつく日がおすすめ!毎月3と8がつく日(3,8,13,18,23,28日)には寺町通り商店街で昔ながらの朝市「三八市(通称:さんぱち)」が開催されています。おいしいものを求めて朝早くから、たくさんの人でにぎわいます。

桑名・歴史道

お城はないけど城下町

桑名は城下町として栄えたため、和菓子屋さんがあちことにあります。
地名も面白く、鍛治町、紺屋町、職人町、油町、など当時暮らしていた人々の職業が分かりますよ。戦いに備え、メインストリートである東海道は、あえて7か所の曲がり角をつくり、人がたくさん集められるよう寺を集中させたと言われています。

徒歩 4分

3

諸戸氏庭園(春と秋のみ一般公開)

明治の豪商・諸戸清六の屋敷跡「諸戸氏庭園」です。ただし春と秋限定で一般公開されるお庭ですので公開時期をご確認ください。
春にはつつじ・藤・花菖蒲などの花々、秋にはどうだんつつじやもみじの紅葉など、訪れたタイミングで様々な表情を楽しむことができます。
二代目諸戸清六の屋敷である「六華苑」と隣接しますので合わせて訪れてみてください。

桑名・歴史道 

赤レンガの道「住吉遊歩道」

「諸戸氏庭園」へと続く遊歩道は、運河沿いの諸戸氏庭園の赤レンガ倉庫に合わせ整備されています。この運河は桑名城の外堀にあたり、揖斐川につながっています。明治のころは揖斐川から運ばれてきたたくさんの米や材木が諸戸家の倉庫前で降ろされていました。運河にかかる玉重橋からの景観は人気の撮影スポットです。

徒歩 9分

4

六華苑

2代目諸戸清六邸が新婚時代に建てた和洋館です。鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルによる建築物で、国の重要文化財に指定されています。特徴的な塔は元々3階の予定でしたが清六のオーダーで揖斐川がよく見えるように4階になったというエピソードがあります。

おすすめ体験

六華苑で千羽鶴体験

桑名には1枚の紙から複数の鶴を折る「連鶴」が伝わっています。六華苑には最大97羽、50種類の連鶴が展示されていますよ。折り方は一羽の鶴を折る事ができれば、どなたでもできます。連鶴体験もできるため旅のお土産に作ってみてはいかがでしょう。(連鶴体験休止中)

お役立ち情報

ロケの聖地・六華苑

六華苑は映画・ドラマのロケ地としても人気です。「人間失格」「いだてん」華麗なる一族」など…撮影された作品数は20作品以上。聖地巡礼のため海外から訪れる人も多いとか。また和装・洋装を1か所で撮影できるため結婚式の前撮り撮影も多く行われています。運が良ければ素敵な花嫁さんに出会えるかも!

徒歩 1分

5

住吉神社

航海の安全を祈願し正徳五年(1715年)、海に向かって建てられた神社です。桑名は木曽三川と伊勢湾の拠点港であったため年間何万隻もの船が行き来していたそうです。伊勢湾台風後、高台に建て替えられました。元旦には鳥居の間から初日の出が見えるためたくさんの人が訪れます。

おすすめグルメ

桑名のソウルフード!アイス饅頭

住吉神社に隣接する住吉浦休憩施設で購入できるのは、アイスクリームやアイスキャンディが無かったころ、各地の和菓子屋さんで販売されていたアイス饅頭!ちょっといびつでバリのあるアイス饅頭は桑名のご当地グルメとして知られています。店舗ごとに色々なアイス饅頭がありますので食してみてくださいね。

桑名・歴史道

住吉浦

六華苑から七里の渡し跡にかけて、堤防沿いに整備された遊歩道は揖斐・長良川の合流する広大な風景が一望できます。対岸に見えるのは長島、さらに向こうには木曽川が流れています。3つの川が流れ込む河口は汽水域になっており桑名の名物ハマグリ漁がおこなわれています。夏には桑名水郷花火大会が実施されます。

徒歩 2分

6

七里の渡跡

江戸時代、東海道「桑名宿」と「熱田宿」の間は海上交通と定められていました。この海上の距離が七里あったことから「七里の渡」と呼ばれました。海上に向かって建てられた鳥居は「伊勢国一の鳥居」と呼ばれ、伊勢の国の玄関口。20年に一度、伊勢神宮の遷宮ごとに宇治橋の一の鳥居が立て替えられます。伊勢の国の入り口、皆さんも江戸時代の旅人の気持ちになってくぐってみませんか?

立ち寄りスポット

蟠龍櫓

「海上の名城」と呼ばれた桑名城。95の櫓の一つ「蟠龍櫓(ばんりゅうやぐら)」を再現したものです。海上を行き交う舟人たちの目印で、歌川広重「東海道五十三次」にも描かれています。見学が可能で、2階の窓からは櫓のシンボルであった「蟠龍」をすぐ近くで見ることができます。

桑名・歴史道

小説「歌行燈」の舞台

七里の渡しから始まる「東海道」。戦災を経て昔の町なみは残っていませんが、花街だったため、現在もハマグリ料理の老舗店が並び、風情を感じます。泉鏡花の小説「歌行燈」では、旅籠とうどん屋で、それぞれ身の上話をする男女が再会するまでの一夜が描かれています。小説のモデルになった「ザ フナツヤ」も近くにあります。

徒歩 5分

7

九華公園(桑名城址)

「海道の名城」とたたえられた桑名城の面影を残す公園です。「九華」の名前は城の形が上空から見ると扇形で、さらに中国の「九華扇」が「くはな(くわな)」と読めることから「九華城」とも呼ばれていた事が由来です。
春は桜、つつじ、花菖蒲が咲き、市民の憩いの場として親しまれています。

歴史スポット

九華公園(鎮国守国神社)

桑名藩は代々徳川家に近い関係の大名が配置されてきました。明治維新で藩主・松平定敬が徳川側についたため新政府軍に城を取り壊されてしまいました。九華公園には松平家を祀る鎮国守国神社や、天守閣跡に建立された戊辰殉難招魂碑、辰巳櫓跡の大砲などが残っており幕末の動乱を感じることができます。

おすすめグルメ

松平定信とかぶら煎餅

寛政の改革で知られる松平定信(楽翁公)が好んだ漢詩「咬得菜根百事可做(根菜を咬み得れば何事も成功する)」にちなみ、ほんのり甘い「かぶら煎餅」がはいかがでしょう。「かぶら」のモチーフは桑名で好まれていて、嫁入りの際は「かぶら盆」を娘に持たせる習慣もあります。

徒歩 5分

8

春日神社(桑名宗社)

古来から桑名の総鎮守で「春日さん」と呼ばれ親しまれています。日本一やかましい「石取祭」が行われるのも、この神社です。
東海道に面して建つ青銅の鳥居は鋳物製で、旅人たちによく知られてきました。また傍らにある「しるべ石」は行方不明の人を探すための伝言板で「たづぬるかた」「おしゆるかた」と書かれています。

歴史スポット

春日さんゆかりの人 本多忠勝

初代桑名藩主・本多忠勝。戦場では獅子頭に鹿の角をあしらった兜、黒い鎧。敵を供養するため肩から大きな数珠をかけていました。名槍「蜻蛉切」は止まったトンボが真っ二つになったと言われています。桑名では鋳物師を誘致し鋳物産業が発展させたことから柿安コミュニティパークには地元鋳物師による銅像が設置されています。

歴史スポット

本多忠刻と千姫の恋物語

桑名には桑名藩主・本多忠勝の孫、本多忠刻と家康の孫・千姫が七里の渡しで恋に落ち結婚したという伝説があります。
春日神社には祖父・家康のために建立した「東照宮」があります。

徒歩 3分

9

石取会館

大正14年「四日市銀行桑名支店」として建設され、長く桑名信用金庫として知られてきた建物です。現在は石取祭の祭車を展示する施設として改装されました。
石取祭は「日本一やかましい」ために定められた期間中は音を出すことが禁止されているため、施設内の「石取祭体験コーナー」で鉦や太鼓のやかましさを体験してみてください!

おすすめグルメ

アイス饅頭(マルマン)

昔ながらのアイスキャンディ―「アイス饅頭」は桑名っ子のソウルフード。

徒歩 2分

10

桑名市博物館(展示期間中のみオープン)

旧百五銀行桑名支店として建てられた建築物で、昭和60年三重県初の博物館として発足しました。松平定信や桑名藩関連資料、古万古、村正などの企画展示があります。

おすすめグルメ

黒い村正(玉川軒)

近年、戦火を逃れるため漆塗りをほどこした「村正」が再び研ぎあげられた事から、桑名が村正ゆかりの地として広く知られるようになりました。
この黒い村正をイメージして、玉川軒では刀剣型の和菓子が販売されています。

立ち寄りスポット

寺町通り商店街

散策の最後は寺町通り商店街。昔ながらのアーケード商店街は昭和の風情たっぷりでゆっくりとした時間が流れています。レトロな看板を眺めながら歩くもよし、お土産屋さんでショッピングを楽しむもよし。おしゃべり好きな桑名っ子と会話を楽しむのも旅の醍醐味です。

ゴール(桑名駅)

その他の見どころ

  • 桑名市物産観光案内所では、レンタサイクルの受付・荷物預かり・観光案内パンフレットの配布等、観光に役立つサポートを行っています。お気軽にお立ち寄り下さい。

  • ボランティアガイド「桑名歴史案内人の会」が歴史散策、旅行ツアー、句会のコースづくりから相談に乗ります。
    ※要予約(1週間前)
    ※六華苑は常駐ガイド有。当日のご案内も可。

モデルコースマップ

モデルコース

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掲載日:2022年2月1日

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