更新日: 2024年9月3日
ここから本文です。
プレコンセプションケア
プレコンセプションケアは、若い女性やカップルが、将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康と向き合い、将来に向けて、より質の高い生活の実現を目指す取り組みです。
プレコンセプションケアってなに?
(引用元)国立成育医療研究センター(プレコンセプションケアセンターホームページ)
プレ(pre)は「~の前の」、コンセプション(conception)は、「妊娠・受胎」という意味で、プレコンセプションケアは「妊娠前からの健康管理」を意味し、次世代を担う子どもの健康にもつながるとして近年注目されているヘルスケアです。男女ともに早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来の子どもの健康の可能性を広げます。
また、いまは妊娠や結婚を考えていなくても、プレコンセプションケアに取り組むことで、いまの自分がもっと健康になって、人生100年時代の満ち足りた自分(well-being)の実現につながります。
プレコンセプションケアってなにをすればいいの?
将来もっとすてきな自分になるために、そして未来の家族のためにも、いまできることから健康管理の取り組みを始めてみましょう。
適正体重を保ちましょう
やせも肥満も不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。自分の身長・体重のバランスを確認してみましょう。BMIで18.5以上、25未満が適正体重といわれています。
【BMIの計算方法】BMI=体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)
(例)身長158センチ、体重56キログラムの場合⇒56÷1.58÷1.58=22.4
食事の栄養バランスを整えましょう
いつもの食事に主食・主菜・副菜はそろっていますか?食事の量を極端に減らしたり、偏った食事は貧血や肌荒れなどの原因になります。
毎回の食事で主食・主菜・副菜がそろうように意識して食べることで、栄養バランスが良くなります。
適度な運動をしましょう
適正体重を保つために、普段から運動の習慣を取り入れましょう。血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。また、運動はこころの状態にも良い影響を与えます。早歩きや家の中でのヨガ、筋トレなど、できることから始めてみましょう。
禁煙し、アルコールは控えめにしましょう
喫煙はがん・心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こします。また、男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産や早産を引き起こす可能性があります。
そして、お酒に含まれるアルコールは胎盤を通って赤ちゃんの発育にも影響します。妊娠を考えたときからお酒は控え、妊娠中や授乳中は飲まないようにしましょう。
ストレスと上手につきあいましょう
過度なストレスは抑うつや不安の原因となり、ホルモンバランスの乱れや生理不順などにつながるおそれがあります。まずは、自分のストレスに気づくこと、そして自分なりのストレス解消法を見つけておくことが大切です。
また、ひとりでは悩みの解決が難しい場合は、専門の相談機関などで相談してみましょう。
定期的に健診を受けましょう
女性は20代から子宮頸がんに、30代からは乳がんにかかる人が増加します。予防と早期発見が重要なため、子宮頸がん検診や乳がん検診を定期的に受けましょう。また男女ともに若い頃から職場の健診を受けるなどして生活習慣病の予防に努めましょう。
令和6年度桑名市がん検診のお知らせ(別ウィンドウで開きます)
また、妊娠すると口腔環境が悪化しやすくなりますので、定期的な歯科健診も習慣にしましょう。
感染症を予防しましょう
感染症の原因となる病原体には男女にかかわらず不妊の原因になったり、未来の子どもの健康へ影響を及ぼす可能性があります。正しい知識や予防法を身につけましょう。
子宮頸がん予防ワクチン接種について(別ウィンドウで開きます)
【三重県】風しん抗体検査事業について(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
やってみよう!プレコンセプションケア・チェック
チェックシートで自分の健康について振り返ってみましょう。
【国立成育医療研究センター】「プレコン・チェックシート」(別ウィンドウで開きます)(外部サイト)
お問い合わせ
こちらのページも読まれています