更新日: 2024年5月2日
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市販薬の過量摂取(オーバードーズ)について
市販薬の過量摂取(オーバードーズ)とは?
薬局やドラッグストアで購入できる風邪薬や咳止めなどを大量・頻回に服用することです。服用を繰り返すうちにそれまでの量では効かなくなり、オーバードーズにつながるおそれがあります。さらに服用を続け、薬に依存してしまうと、自力ではやめられなくなることがあります。オーバードーズの影響で肝障害が起こったり、最悪の場合は心肺停止で死亡したりする場合もあります。
オーバードーズの背景
「オーバードーズ」は、10代の若年者を中心に広がっており、高校生を対象としたある調査では、過去1年以内に市販薬を乱用した経験のある人の割合が約60人に1人という結果が得られました。
背景には、いじめや虐待、親との関係の悪化、学校での孤立など、家庭や学校等で感じている「孤独感や強いストレス」があり、気分を変えるための手段として、「オーバードーズ」に走る傾向があるようです。
市販薬の過量摂取により、眠気や疲労感がなくなったり、ふわふわした気分になったりすることがありますが、これらの効果は一時的であり、その後は逆に不快な気分になることから、先の乱用時と同じ効果を期待して、市販薬の過量摂取を繰り返してしまいます。
過量摂取により亡くなってしまう事例が発生するなど、社会問題となっています。
一人で抱え込まずご相談ください
市販薬の過量摂取(オーバードーズ)がやめられない方や、こころの不調に悩んでいる方は、一人で抱え込まずご相談ください。
薬剤師や登録販売者
薬局やドラッグストアでは、市販薬を販売する際に、薬剤師や登録販売者が症状などを確認するとともに、薬の注意事項についての情報提供を行っています。
薬剤師や登録販売者の説明をよく聞き、また添付文書をよく読んで、正しく医薬品を使いましょう。
PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)
薬の効能効果、飲みあわせ、飲み方・使い方、薬に関する心配ごとなどの相談に、専任の相談員が答えています。(ただし、診断や治療などの質問等は回答できない場合があります。)くすり相談窓口(PMDA)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
公的な相談機関
三重県では薬物乱用に関する相談を受け付けています。薬物乱用に関する相談(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
オーバードーズ(過量服薬)や薬物に関することでお悩みの方へ(リーフレット)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
また、桑名市では、こころの健康相談窓口を設置しています。さまざまな悩みを抱えている方は、一人で悩まずにご相談ください。
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