更新日: 2022年2月1日

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石取祭

石取祭

400年の歴史と伝統を誇る「桑名石取祭」は、桑名を代表する夏の風物詩であり、桑名の伝統文化の代名詞となっています。また、国指定重要無形民俗文化財ユネスコ無形文化遺産登録の祭礼です。

石取祭の特徴の一つに、鉦(かね)と太鼓(たいこ)で囃(はや)す囃子(はやし)があります。直径約82cmにも及ぶ太鼓と、内径約39cmの鉦(かね)を叩(たた)く囃子(はやし)で「日本一やかましい祭り」と言われます。

祭車には、三輪の台車に階段などがあり、後部に鉦(かね)と太鼓が取り付けられています。上部には、山形に十二張の提灯(ちょうちん)を吊るすものと人形を飾るものがあります。また、祭車には、江戸時代末期に作られたものもあります。職人の技(わざ)と意匠(いしょう)をこらした飾金具や織布(しょくふ)で彩られた豪華絢爛(ごうかけんらん)な祭車(さいしゃ)は圧巻です。

石取祭の起源は、春日神社の大祭比与利(ひより)祭で、毎年旧暦の7月17日に住民総出で町中ありったけの車を引き、笛を吹き、唄をうたって町屋川へ祭場用の石を取りに行ったことといわれており、桑名の町の発展とともに町人の祭りとして発展していったようです。

石取祭は、江戸時代や明治時代には風紀を乱すとされ、祭りとして様々な規制を受けました。特に、1874(明治7)年から1881(明治14)年まで三重県から禁止されました。これに対し、桑名の町の人達は石取祭の祭典規約(ルール)などを作成して三重県に掛け合ったところ、県は規約の順守を条件に祭りの再開を許可しました。

現在は、8月の第1日曜日とその前日に行われ、最大40輌(りょう)の祭車が祭りに参加しています。毎年、約40万人の観光客が訪れます。

お問い合わせ

市長公室 秘書広報課

電話番号:0594-24-1492

ファックス番号:0594-24-1119