更新日: 2022年2月1日

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桑名宿 本陣 脇本陣

江戸時代の交通を発展させた大きな要因の一つに大名の参勤交代が挙げられます。参勤交代は、大名が国元と江戸を一年おきに往復する制度です。その時に大名が宿泊する施設として本陣・脇本陣と呼ばれる宿泊施設がありました。

桑名宿(くわなじゅく)の本陣は東船場町・大塚与六郎、川口町・丹羽善九右衛門、脇本陣は江戸町・服部作左衛門、萬屋彦左衛門、船場町・駿河屋源七、江戸町・佐渡屋彦八が営みました。

1843(天保14)年『東海道宿村大概帳』によると桑名宿の人口及び家数はそれぞれ8,848人・2,544軒で五十三次中第4位、脇本陣の数は4軒で小田原と並んで1位、旅籠(はたご)の合計数は120軒で2位となっており、当時の桑名のにぎわいが偲(しの)ばれます。

天明年間(1781~89)、桑名の商人の大塚与六郎と片町の矢田甚右衛門(やだじんえもん)が発起して全国から寄付金を集めて、七里の渡し場に「皇大神宮一ノ鳥居」を建立しました。この鳥居は伊勢国の入口としての位置づけだけでなく、伊勢神宮を遥拝(ようはい※)できる場としても人々には利用されました。

※遥拝とは、遠く離れたところから神仏などを拝むこと。

1929(昭和4年)からは、20年ごとに行われる伊勢神宮の式年遷宮(しきねんせんぐう)の際に、宇治橋外側(うじばしそとがわ)の大鳥居をもらい受けて、一の鳥居を建て替えています。

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